みなさんは「迷子のみちしるべ」というものを、ご存知でしょうか?
新京極の六角「誓願寺」の門前に立つ石碑のようなものが、それです。
この解説にあるように、昔、交番も電話もネットも無かった時代に、迷子や忘れ物などをしたとき、見つけたときなどに連絡を取り合うために作られた仕組みです。片方に「さがす方(探しています)」、反対側に「教ゆる方(見つけましたよ)」の張り紙を出すのです。
ここには、京都と言うまちでの「情報共有」の原点のようなものを感じます。これを門前に設けることを許した誓願寺さんの想像力。これを考え、活用した京都の人の知恵。
私は、ask me!京都が、現代の「迷子のみちしるべ」のようなものになってほしいと、思っています。
2012年8月14日